maurumx’s blog

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 渋沢栄一 人生意気に感ず “士魂商才”を貫いた明治経済界の巨人 書籍 感想

 渋沢栄一 人生意気に感ず “士魂商才”を貫いた明治経済界の巨人 (PHP文庫)  童門冬二 PHP研究所

 

豪農に生まれた渋沢栄一は若いころは過激な攘夷派の志士で会った。志士活動に行き詰ったときに、一橋慶喜の家来になる。その後慶喜の弟の水戸家徳川昭武の共として昭武のフランス遊学に同行する。

明治維新後、フランスより帰国し慶喜が身を寄せていた静岡藩や中央官庁に数年使え、その後実業家として銀行をはじめとして様々な企業の設立にかかわる。

また、養育院などの社会貢献活動にも活躍する。

 

行動規範は「論語とソロバン」である。「論語とソロバン」とは、経済活動はソロバンだけでなく、その土台に人の道がなければならない。

 

凄い人だと思いました。

徳川昭武の共でのフランス時代、支給された遊学費を運用して減らさずに増やしていたそうです。うらやましい才能です。

 

静岡藩を立て直す際にも、藩内を歩き回り、人々の考えや、どの商人が力がありそうかを見極めていたようです。行動力も凄まじい者があったと思います。

 

渋沢栄一ではありませんが、三岡八郎について、三岡八郎の誠実な態度により商人が動いた話は面白かったです。

Kindle Unlimitedで読みました。