ラビ・トケイヤーの校長日記 読書 感想
ラビ・トケイヤーの校長日記 マーヴィン・トケイヤー 徳間書店
日本ユダヤ教団のラビとして、10年ほど日本で活動した後、アメリカのユダヤ人学校の校長を務めたマーヴィン・トケイヤーさんが教えてくれる、ユダヤ人の教育法について書かれた本です。
校長を務める学校内のエピソードと共にユダヤ人の教育法・教育に対する考えが書かれています。
知識と知恵、特に知恵の大切さがユダヤ人の考えの中心と思いました。知恵は、経済産業省が提唱している社会人基礎力の「考え抜く力」に通じるものがあると思いました。
家庭での教育の大事さの説明がありました。
日本の教育が、日本の経済成長していた時代はあっていたが、脱工業化の段階に入った日本の状況では、以前の教育では合わないことの指摘があります。
ユダヤ人の教育法・考え方は、タルムードにより研鑽された考えのものです。その教えによる教育で、いろいろな分野で業績を残した人を輩出しています。見習うべきことは多いと思いました。