maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 しごとのわ 読書 感想

おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 しごとのわ 高井 浩章 株式会社インプレス. Kindle

 

中学2年生の木戸隼人は月曜日の6限目にある選択制のクラブの授業で、くじ引きに負けて、“そろばんクラブ”に入ることになります。

このクラブの生徒は、木戸隼人のほかには地元の資産家の家系の福島乙女と二人だけであでした。先生は江守という日本語がペラペラの外国人(ハーフ)?でした。

クラブ内では木戸隼人はサッチョウさん、福島乙女はビャッコさん、先生はカイシュウさんと呼び合うことになります。

サッチョウさんは家業で悩んでいます。

クラブの内容はソロバン勘定・損か得かを考えることでした。考え方として、お金を手に入れる6つの方法「かせぐ・もらう・ぬすむ・かりる……」について、座学や見学、話を聞きに行ったりする授業を通して、サッチョウさんとビャッコさんは考えていきます。

 

話の中で、中学生にたいして、売春婦や高利貸しの話があるのは驚きましたが、職業を「かせぐ・もらう・ぬすむ」にわける話や、カイシュウさんからお金を、どうやって借りるか、GDP、リーマンショック、格差などの話がとても分かりやすく、おもしろい本です。

あとがきにありましたが、このお話は、著者の小学生の子供のために作ったそうです。