フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか 読書 感想
フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか 堀内都喜子 ポプラ新書
フィンランド人の考え方、文化のことを教えてくれる本です。残業をしない環境、勉強できる環境を作り上げているのがうらやましいですね。
フィンランドで、仕事が早く終わるのは、「資料を読み上げるだけの会議をしないこと、挨拶だけの面談は要らないく、報告も基本メールか電話にしてほしい」などと考え、効率敵に仕事をしているからです。
また、印象に残ったのはウェルビーイングです。
「フィンランド人はウェルビーイング(ウェルビーイングとは身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念)という言葉をよく使い、重視する。
職場のウェルビーイングといえば「心身の健康的な状態」をベースに、従業員のモチベーション、人間関係、会社へのいい意味での忠誠心、コミットメントの向上にもつながる言葉として使われている」とありました。
この「心身の健康的な状態」を保つ助けになっているのが、夏休みのようです。約75%の人が4週間連続で休みをとっています。リフレッシュできそうですね。日本もそれくらい休めるようになってほしいです。先日読んだ、ドイツの連続休暇は3週間でした。
私も2週間でも連続休暇が取得できれば、毎年その休暇を楽しみに仕事ができる気がします。
他にも、シスという概念がありました。シスとは「困難に耐えうる力、努力してあきらめずにやり遂げる力、不屈の精神、ガッツ」といった意味合いです。日本人にもあり、好きそうな考えですね。
他にも、興味深い話があり、また読みたい本でした。