maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

土と内臓 読書 感想

土と内臓 D・モンゴメリー A・ビクレー 築地書館

 

土と内臓における微生物の役割についての本です。興味深い話が多かったです。

土も人も微生物と共生をしているということです。

土に微生物が多く、土が元気なら、そこで採れる野菜は栄養価が高く健康に良い。植物の病気や害虫にも抵抗力があるそうです。

人の体内の微生物(細菌)も同様の働きがあるようですが、食生活の内容で、体に良い微生物ではなく、よくない微生物と共生してしまい、不健康になるとありました。いわゆるバランスよく、食べ過ぎないで、多糖類の糖分を適度に摂取が体にいいとありました。私としては糖分の取り方に気をつけようと思いました。

 

植物が、栄養素を作り出す微生物を集めるために、根から微生物の好む食べ物である滲出液(しんしゅつえき)をだして、有益な菌を集め、交換に栄養素をもらう仕組みは驚きました。それと同じ仕組みを大腸がしているということです。

 

第一章に著者の庭を、植物でいっぱいになる様子が書かれています。なんだかワクワクしてしまいました。土に栄養を供給する微生物をたくさん含み、培養?する土を著者は結果的に作っていましたが、自分でも作ってみたく思いました。