江戸の家計簿 カラー版 読書 感想
江戸の家計簿 カラー版 磯田道史、宝島社
興味深い本でした。
一番驚いたことは、農民の収支です。
江戸時代の生活は、子供のころに見ていた時代劇を思い出します。
時代劇では、農民は搾取されてギリギリ生きているというイメージを持っていました。
農民の収支を、「収入は13両750文=395万6250円、支出は11両=約330万円、約2両=約60万円プラス」としています。プラスになってますね。驚きました。
また、当時の旅行と言える伊勢参りのために各村で伊勢講を組織してお金を貯めていたことも、イメージにあった搾取されてギリギリ生きている農民ではなかったようです。
収入のこと、物価、食べ物のことなど、江戸時代のお金のことを面白く読めました。