maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

古典の裏 「知ってるつもり」の有名古典 「みんな知らない」ウラ話 読書 感想

古典の裏 「知ってるつもり」の有名古典 「みんな知らない」ウラ話 松村瞳 笠間書院

 

題名通り、古典の裏話です。面白いです。

 

清少納言は宮勤めをしていて、常夜勤をしていました。その理由が痩せていて恥ずかしく、夜勤だと人と会わないから希望したということです。平安時代

太っている女性は裕福な家庭ということから好まれたそうです。普通の貴族で、痩せていた清少納言はそれが恥ずかしかった。それで、夜勤を希望した。読み始めは、身分が高くない清少納言は、身分の高い者から疎まれて夜勤にさせられたと思いました。

 

源義経は悲劇のヒーローの印象がありました。しかし、味方には無茶な作戦(騎乗したまま崖を降りたり、嵐の中を追うために船を出したり、やらなくてもよい弓矢の勝負を部下にさせたりした)を行っていたので、評判が悪く、源頼朝に追われた時も義経の立場を擁護する武将はほとんどいなかったということです。命の危険を冒してまで、無茶をする上司につき合っていられないということでしょう。

 

更級日記が、「こじらせアラフォー女子・物語が死ぬほど大好きな少女の日記」と表現されていました。面白いですね。ドラゴン桜でも、古典は「オバハンとオッサンの世間話」と言っていました。そう考えると、古典は親しみやすく思えますね。