maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

谷中びんづめカフェ竹善 猫とジャムとあなたの話 読書 感想

谷中びんづめカフェ竹善 猫とジャムとあなたの話 竹岡葉月 集英社

 

主な登場人物は、主人公の鈴掛紬(つむぎ)。女子大生、自称コミュ障、友達が少ない、猫に嫌われる。

菱田セドリック。英国人、びんづめカフェを経営、頭がよい、字が汚い。父子家庭。

菱田虎太郎。日本人、小学4年生、頭がよい、不登校中。字が汚い。セドリックの義理の息子。

顔が怖い、官僚、セドリックの友人。

 

田舎の両親から送られてくる大量の野菜を消費しきれず、処分しようとしたことから菱田セドリックと知り合います。セドリックは野菜や果物を加工して“びんづめ保存”したものを提供するカフェ(竹善)を経営しています。セドリックと知り合ってから起こる、紬や竹善に関わる人々のお話です。面白く引き込まれました。

セドリックの義理の息子の虎太郎の不登校を解決する話は、予想していない展開でした。

 

私は本を読むときに無意識に登場人物に自分との共通点を探しているようです。この本では紬で、共通点は“コミュ障”“友達が少ない”“猫に嫌われる”です。“コミュ障”については、自分のことを「コミュニケーション力は高い」と言える人は少ないと思うので、自分も“コミュ障”だと思っている人は多いのではないでしょうか。“友達が少ない”は考えると悲しくなりますが、そういうことで。“猫に嫌われる”は、猫ではないですが東南アジアのタイの犬に、他に人がいるのに私に対し威嚇のような声を出したり、吠えながら追いかけられたことが3回ほどあります。そのことを思い出しました。

皆さんも、登場人物との共通点はさがしたりしているのでしょうか?

 

続きが気になります。