戦国武将の精神分析 読書 感想
脳科学者、医学博士の中野先生と歴史学教授の本郷先生が対談形式で歴史上の人物の精神分析をする本です。
戦国武将の5人に1人はサイコパスとありました。普通でない思考でないと抜きんでることができない時代なのだと思いました。
斎藤義龍、伊達政宗、徳川家康、淀殿、武田信玄、織田信長、松永久秀、豊臣秀次、徳川家康、細川忠興、島津忠恒、大友宗麟、上杉謙信、豊臣秀吉、毛利元就、石田三成が分析されています。
淀殿について、戦いの場に息子の秀頼をださせなかったこと、徳川に降ろうとしなかったことを例として、毒親と表現していたのはうなずけました。
妻の父親が怖くて、側室が持てなかった武将の話がありました。気持ちはわかる気がします。そして、その父親が死んだら側室を置きまくった武将の話が何人か出てきます。その一人が島津忠恒ですが、面白いお話でした。
島津家の関ケ原の話で、西軍だった島津家は退却時に家康の本陣に特攻をかけて逃げ切ったことは知っていましたが、もともとは東軍に参加しようとしていたことは知りませんでした。家康と話はできていたのですが、連絡不足で、追い返されてしまったようです。
細川忠興、島津忠恒、伊達政宗、森長可は戦国DQN四天王とよばれているようですね。
またいつか読み返したいと思いました。