明日をどこまで計算できるか 「予測する科学」の歴史と可能性 読書 感想
明日をどこまで計算できるか 「予測する科学」の歴史と可能性 デイヴィッド・オレル 早川書房
天気・医療・経済の予測について書かれています。予測は難しいですね。とくに経済については、都合の良い(考えの合う)データをもとに作られているので、たまたま、予測が当たる当たらないがあるんでしょうね。
最後のほうに、予測は難しいが、予測することで「みずからが未来に生き延びる確率を高めることはできる」とありました。そのとおりだと思いました。
また、酸素や二酸化炭素の地球規模の調整作用の話があります。石油や石炭、木に閉じ込められていた二酸化炭素が大気にあふれたものが、雨により水と二酸化炭素と岩石が結びついて地上にたまって大気中の二酸化炭素の量が減るという話がありました(そういうふうに理解しました)。興味深かったです。
読んでいると何度も睡魔に襲われて、読むのをあきらめようかと思いました。流して読んだところも多いのですが、興味深い内容ですので、いつか再チャレンジするかもという本です。