maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説の始まり 読書 感想

紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説の始まり 雪村花菜 富士見L文庫

 

主人公は関小玉(しょうぎょく)。紅霞後宮物語は30代で皇后になった女性武官の話のようです。この零幕は軍に入り出世するまでの前半が描かれています(あとがきより)。

この巻が出るまでに第四幕まで出版されています。出版順ではないですが、零幕より読もうと思います。

 

婚約破棄から始まります。小玉は貧しい村の貧しい家の娘です。婚約破棄と言えば異世界令嬢ものと思ってしまいます。主人公は相手の都合で許嫁に捨てられます。小玉に非はないのですが、婚約破棄は女性にとっては傷物と周りからは思われます。狭い村では結婚は難しくなり、家族はやさしいのですが、家に居続けるのもはばかられて、軍に入隊します。

小玉の性格は、うじうじと過去を振り返らなく、物事の本質を見る目を持っており、合理的な考え方の性格のようです。

この巻は軍に入隊し、少しづつ頭角を現していく小玉と小玉の本当の初恋の話です。

 

読みやすく面白かったです。続きを読んでいこうと思います。

 

ところで、最近ない許嫁について思ってしまいました。今は、許嫁はドラマや小説、漫画でしか聞かないのですが、許嫁制度の世であれば、結婚する人が今よりは多く、ここまでの少子化にならなかったのではないかと思います。でも、許嫁よりお見合い結婚のほうでしょうか?お見合いをセッティングできる人が少なくなった方が結婚する人が少なくなった原因かもです。ふと、そんなことを考えてしまいました。終わりです。