maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

紅霞後宮物語 第零幕 二、運命の胎動 読書 感想

紅霞後宮物語 第零幕 二、運命の胎動 雪村花菜 富士見L文庫


主人公は関小玉(しょうぎょく)。前巻で、婚約破棄されてからの軍に入隊しました。
小玉は出世はしていましたが、どちらかといえば出世には興味がなく流される感じで出世します。しかし部下の理不尽な死により、「部下を守れる人間になってやる」という目標?目的?ができます。

小玉の部下に周文林(しゅうぶんりん)が配属されます。文林は武科挙という選抜試験に合格し出世コースにいる人間だった。見目は麗しく、小玉も「目の保養になる」というほど美しい青年であった。しかし、小玉と文林はそりが合わなかった。小玉は叩き上げの出世頭、文林はエリート武官ということも影響し二人はそりが合わなかった。
この巻では文林の小玉に対する気持ちが徐々に和らぐまでが描かれています。

小玉の部下は周文林のほかに、部下の中で一番強い強い明慧(めいけい)、女装をしている黄復卿(こうふくけい)がいます。この物語は中国の隋や唐の時代をモデルにしていると「あとがき」にありました。この時代に女装の軍人は実際にいたのでしょうか?中国は宦官文化?なので寛容だったのでしょうか。少し考えてしまいました。

次はどんな活躍をするのでしょうか。続きを読もうと思います。