maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

へうげもの 5巻 読書 感想

へうげもの 5巻 山田芳裕 モーニングKC 講談社

 

いつのまにか、主人公の佐介こと古田織部が古織(ふるおり)と呼ばれていました。

 

この巻は秀吉の九州平定と建築中であった聚楽第とその周辺の大名屋敷の完成の話が中心です。

古織は、九州平定に向かう途中の秋月城攻略時に、秋月城主の娘を連れ出します。その時に古織は「潮時にも一座建立(いちざこんりゅう)を求めるが数寄者の心得よ」としたり顔でいいます。話の流れと古織のしたり顔で、粋な振る舞いや展開の感じがしました。でも、感覚だけは「粋」な感じにおもえましたが、意味はよくわかりませんでした。意味がよく分からないけど、そんな感じがするのは、使われたセリフと絵の力でしょうか。

 

キリスト教を棄教できない高山右近と古織の別れの場面が良かったです。数寄者・高山右近の意地が語られます。このシーンが好きです。意地を通せるような何かに出会ってみたいと思いました。

 

古織の屋敷が世の評判になり、古織が調子に乗ってきました。そこで次の巻に続くのですが、どうなるか楽しみです。