maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

心に折り合いをつけて  うまい こと やる 習慣 読書 感想

心に折り合いをつけて  うまい こと やる 習慣 中村 恒子; 奥田 弘美 すばる舎  Kindle 版. 

 

89歳の精神科医の中村恒子さんが診る患者の話、起こりうる出来事のとらえ方、考え方を一緒に働いていた精神科医である奥田引美さんが教えてくれます。

 

内容は「なんのために、はたらきますか?」「期待しないほうがうまいことやれる」「人間関係には、妙がある」「心を平静に戻す」「あれやこれやを、両立していくには」を中心に話があります。

 

印象に残ったのは、

『必要以上に気を張らないで、「ちょっと目の前の人のお役に立てればいいかなあ」くらいの気持ちで仕事をしてみるのはどうでしょう。ご飯が食べられて、そこそこの生活さえできたら上出来。さらに、自分の仕事で目の前の人が喜んででくれたらもうけもんです。 そんな心持ちが、長い人生を送っていくには大切なんやないでしょうか』、「やりたくて仕方がないことに出会えたらそれがいちばんかもしれへん。 でも、それは宝くじに当たるようなもんなんやと思うくらいがちょうどええ。」、『暇は、人間にとって毒にもなります。せやから、「ほどよく忙しい」のがええ塩梅でしょうな』などです。

働くことについてのことですが、私もよく考えます。やりたい仕事や適職を探すことについて、それって何だろう?と。世間の意識に、「やりたい仕事」や「適職」に就くことが「幸せ」となってしまったので、悩む人が多いんだろうなと思いました。

私は、今の仕事が好きではないですが、生活できるので勤め続けています。でも、ときどき辞めたくなります。本書で『大事なのは、「今いる場所で、どうしたら己が快適に過ごせるのか」を中心に考えることやと思います』とありました。この考えでいきたいと思います。

 

他にも、参考になる考え方がたくさんありました。また、中村先生の人生がコラムとして紹介されていて面白いです。

悩み事がある方は読むことをおすすめの本です。