maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

ドナルド・キーンの東京下町日記 読書 感想

ドナルド・キーンの東京下町日記 ドナルド・キーン 東京新聞出版局

 

ドナルド・キーンさん、どのような人か知りませんでした。この本を読んでいるうちに、東日本大震災の時に帰化した外国人のニュースを見たことを思い出しました。

震災時に、帰化するほど日本に思い入れを持って、好きになってくれる外国の方がいたことに嬉しく思いました。

 

この本は興味を惹かれることが多かったです。真珠湾攻撃時のニューヨークの風景、三島由紀夫石川啄木の話、キーンさんが大学で履修した日本の講義の角田柳作先生の話が印象に残りました。

 

古典から三島由紀夫まで、さまざまな翻訳をしています。(元)外国の方で古典を翻訳できることは凄いことだと思います。私は古典は理解できないことが多いです。本の中で、古典は現代語訳を勉強してから原文を勉強すべきとありました。その通りだと思いました。

 

好奇心が刺激される本でした。特に、三島由紀夫を読んでみたいと思いました。