へうげもの 3巻 漫画 感想
信長の死から明智光秀の死までの話です。
主人公は数寄者の古田織部(左介)。数寄者とは芸道に執心な人物の総称です。
信長の死後、明智につくか秀吉につくか、細川・徳川・中川(佐助の義兄)など有力武将は悩みます。そして、中立・敵・味方にわかれて、明智と秀吉が戦います。佐介は秀吉につきます。秀吉より「大大名にしてやる」と耳打ちされ、張り切って戦います。戦いの中、佐介はあることに気が付きます。そして、吹っ切れます。そして、今まで欲していた茶器に対しても気づいたことがありました。
サスケは信長の死を聞き、鼻血を出しながら驚くシーンが、なんだか好きです。
信長を裏切り逃亡していた荒木村重が登場します。「生きてさえおれば ええ物を奏でられるんやからな」と言います。どんな境遇であろうと生きてさえいれば、人生を楽しむことができる自分は勝っているということでしょうか!
読みごたえがありました。