maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

ユダヤの「生き延びる智慧」に学べ 浮かれる日本への警鐘 読書 感想

ユダヤの「生き延びる智慧」に学べ 浮かれる日本への警鐘 石角完爾

 

題名のとおり「日本の将来、危険だよ」を教えてくれる本です。

 

日本は戦略的嗅覚が全く発育していない「鼻のないネズミ」と表現しています。世界の動きに対して常に周回遅れで動いているといっています。バウル崩壊後の失われた〇〇年と表現されているように、日本は経済的な発展をしていないので、実感します。政治的にも、隣国にやられっぱなしと思えます。

 

外交的なことで、「スイスやシンガポールのように黙って目立たぬように強力な戦力を蓄えれば良いのである。それがずる賢い狡猾な国家戦略というものだ。」といっています。まさにそのとおりですね。黙って準備すればいいんですよね。表立って「法律変えます」と言うからぶつかりあうので、ふわふわな態度をとりながら、こっそり準備するのはいいですね。

 

アベノミクスの話がでてきます。著者は否定的にとらえているようです。本の中ではそれほど出ていませんが、新しい産業が育ったのかが気になりました。自分の見える範囲ではそういった企業はわからないのですが、新しく世界をリードする企業が出てきてほしいです。

 

移民の話があり、著者は移民で多様な人材で、日本の活性化を言っています。私としては、日本を活性化させてくれるような頭脳職だといいのですが、言葉がわからない(現業職を希望する)人々が来られても困るだけではと思ってしまいます。

 

他にも、たくさんの興味深く面白い話があります。