maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

リケイ文芸同盟 書籍 感想

リケイ文芸同盟 向井湘吾 幻冬舎

 

主人公は数学科出身の純粋な理系人間です。その理系人間の主人公が出版社で働きます。出版社で働く人のイメージはどちらかというと感性があるひとが働いているイメージで、理系ぽくなく思います。理系の主人公が、理系の思考(統計)でヒット作の企画したり、理系的な考えを理解する人・しない人、同僚との恋の話が描かれています。恩師の教授がいいことをいってくれます。

メヌエンヌ素数が出てきましたが。使う機会はなさそうですが知識として覚えておきたいと思いました。主人公が統計を駆使している場面が、数式は理解できませんでしたが面白かったです。、編集部であるクレームの話が印象に残りました。

サクっと読める作品でした。

理屈はいつも死んでいる 書籍 感想

理屈はいつも死んでいる 高原慶一朗 サンマーク出版

 

ユニ・チャームを設立した方が書いた本です。

 

著者は、「生きた現場をノートに書き留める」ことを習慣としています。会社の内外を問わず、経営の現場、商品開発から人材育成、アイデア、情報、「これはいいな」と思った言葉ややり方など、とにかくその「現場」を大学ノートに書き留めます。700冊以上になっています。

 

ユニ・チャームの設立の話、紙おむつへの参入の話、商品の使用感覚を自分で感じるため身につけてセールスに行く営業員の話、油断やおごりのために開発に出遅れた話など興味深い内容です。

 

また、著者の仕事観「仕事を好きになる能力」はその通りだと思いす。仕事を好きになれれば幸せだと思いました。

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する 第270話~273話 感想

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する 第270話~273話 作者:すずの木くろ 「小説を読もう!」より

 

ジルコニアは自分の村を襲った首謀者の幼い孫を殺し目的を達成するが・・・。

コルツは敵のスパイだったウッドを殺してしまうが、自分も傷つき、重体といえる状況になっていた。

 

戦いは、お互いの死者の回収のため「戦場掃除」のため、いったん休戦状態となった。

コルツのケガがひどく、腕を切り落とすことになった。その手術をバレッタは自分がすると言い出します。

カズラの持ち込んだ本より、手術の知識を得て、バレッタは動物で練習していた。腕の切断は考えただけでも怖くなります。それを行うなんて・・・。バレッタの胆力というか、勇気というか、凄いです。

また、バレッタがカズラの本より得た知識で作った薬が認められ始めます。

数学ガールの秘密ノート 式とグラフ 読書 感想

数学ガールの秘密ノート 式とグラフ 結城浩 ソフトバンククリエイティブ

 

前回読んだ“数学ガール”がわかることが少なかったので、基礎的なことからと思い読んでみました。内容がわかり安心しました。また、知らない話がいくつかあり、面白かったです。数学は嫌いではなかったですが、授業で“僕”が説明するような話があったら、もっと好きだったかもしれません。

 

登場人物は、数学ガールで登場した、僕・ミルカさん・テトラちゃんとこの本では(僕の従姉)ユーリが登場します。

 

100×98の計算方法、Yが反比例する時の式は Y=a/X、グラフと方程式の話が印象的でした。

次のシリーズも読みたく思いました。

数学ガール 読書 感想

数学ガール 結城浩 ソフトバンククリエイティブ

 

数学好きの、僕・ミルカさん・テトラちゃんの3人が数学の問題を解きあうお話です。解き方を説明してくれていますが、私では理解できないものがほとんどでした。出されている問題は理系の高校生以上の問題と感じました。数学的なところは理解しようと少し長く考えたり、眺めるだけにしたりしながら、話を追っていきました。面白く感じる本でした。

この本を読むのに10日ほどかかりました。その間3回ほど、夢で数式が出てきて解こうとしていました。嫌な夢とは思わなかったので、数学はどちらかと好きなんだとあらためて思いました。

この「数学ノート」シリーズは内容が難しそうなので、「数学ガールの秘密ノート」シリーズを読んでみようと思いました。また、関数がイメージをつかめていないと思いましたので、関数の本も読んでみたく思いました。

精神科医は腹の底で何を考えているか 読書 感想

精神科医は腹の底で何を考えているか 春日 武彦 幻冬舎

 

精神(メンタル)が病むまでいきませんが、弱ることは誰にでもあると思います(どこまでが“病む”で、どこまでが“弱る”かはわかりません)。周りを見ても、それっぽい人がいたり、見かけたりすると思います。精神科の世界はどういうものなのか気になり読みました。

 

病気の症状や、患者の様子についての話は興味深く、面白かったです。

 

特に妄想について、「妄想は敗北の物語であると同時に、患者に立つ瀬を与えるという意味では勝利の物語でもある。となれば、精神科医は治療と称して闇雲に患者から妄想を取り上げてもよいのかといった疑問が生じても不思議ではあるまい。患者が窮余の策として縋っている「物語」を、一方的に奪い去ることは許されるのか。」と分析?(表現)されていました。他者を妄想に巻き込んだり、迷惑をかけたりしなければ一方的に妄想を奪い去らなくてもよいと感じました。巻き込まれないのが一番ですが!

 

機会があれば、また読みたいと思いました。

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する 第265話~269話 感想

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する 第265話~269話 作者:すずの木くろ 「小説を読もう!」より

 

敵将のカイレンは、ジルコニアの村を襲ったもの達の首謀者と実行者達を調べ上げていた。約束通り、毒ガスを使わない協定を結んで、戦いが始まります。

ジルコニアの過去の復讐の話とコルツとウッドの話です。

 

内容が濃かったです。残虐な場面があります。ジルコニアは復讐のために動き出します。カイレンの手引もあり首謀者の元にたどり着きます。

ウッドが戦場を動き回ります。それをコルツは見ており、ウッドと対峙します。

 

ジルコニアもウッドも厳しい体験となります。精神的に大丈夫なのでしょうか?

読んでいて、ハッピーエンドが好きな人にいは厳しい展開だと思いました。