maurumx’s blog

好きなマンガ、ライトノベル、小説、一般書、ラグビーについての感想を書いていきます。

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 読書 感想

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 西林克彦 光文社新書

 

読解力が欲しい!子供に読解力をつけるにはどうしたらいいの!という思いでこの本を読みました。

私は高校時代は特に国語が苦手でした。文章の内容を問う問題が苦手で、テストで間違った問題の正解を見ても、なぜその解答になるのかわかりませんでした。間違っても深く考えることをしていなかったし、「作者と意見が合わない」から仕方ないとあきらめていたことも多いです。

この本を読み進めていると、後半に、「解釈の整合性」の話がありました。整合性のある解釈は複数の存在が可能であること、唯一絶対正しいという解釈は存在しないこと、正しいとは言えないが間違っているとも言えないことがると説明がりました。それらは腑に落ちました。学生時代、答えは一つで、「唯一正しい答え」だと思っていたと思います。「整合性で考えて、間違っているとは言えない」という考えができていたら、国語の成績が少しは違っていた気がしてきます。機会を見つけて子供に話したいと思います。

 

「わかったつもり」が起こるのは、読み込み不足や、いろいろな要因で怒る思い込み、文脈をとらえていない(私でいうと、考えていない)ことが原因です。

その対処について、整合性を考えることと教えてくれます。

 

参考になる本だと思いました。